アフリカの土地と環境問題 4

サヘル諸国の人々の移動がどこで止まるかはまだはっきりしません。


しかしおそらく、彼らは砂漠の脅威のない所に新しい故郷を求め続けるでしょう。


よい雨が突然降り出しても、この傾向はもはや逆転しないでしょう。


彼らは何度戻っても、広がる砂漠で不安定でやりくりのつかない生活を繰り返すだけで、結局は諦めざるを得ないのです。


やせた土地で細々と生きる人間が多すぎる半面、よそでは処女地が移住を誘っています。


こうした人口移動が、すでに手いっぱいのアフリカ諸国の政府に、もうひとつ重荷を加えることとなります。


移動をきちんと管理しなければ、多くの政治的、環境的な問題が起こりかねないのです


アフリカの土地と環境問題 3

移住しても、人々が元いた所へ戻ってしまうのです。


アフリカでもこれまでは、ソマリアなどの干ばつ被災民のための移住計画はたいてい高価な失敗に終わっています。


現在の干ばつから発した唯1の野心的な計画は、いまのところエチオピアだけで、同国政府は向こう数年間に120万人を移す方針です。


しかし、環境上の理由からこれを行うのはもっともではありますが、政府は移住対象の人々の多くから十分な信頼を受けておらず、また新しい土地に満足な設備を作るだけの金も得られそうにないのです。


一方で砂漠化を逃がれる人口移動は自発的ですが、政府の援助はたぶん受けられないでしょう。


移動はすでに始まっています。


スーダンでは西の乾燥地帯と半乾地帯から何百万人もが去って行きました。


マリでも大規模な移動が起こっています。

アフリカの土地と環境問題 2

新しい民族国家の国境は伝統的な遊牧民の移動を妨げているだけでなく、環境悪化の現実に対する当然の反応としての、はるかに大規模な移動をも、いまや封じています。


しかし、大規模な人口移転の圧力は強いものです。


ザイールの雨森、低人口のコンゴ、コートジボアール、ガボンは、前進するサハラ砂漠の前線で四苦八苦している遊牧民と農民にスペースを与えるでしょう。


ガボンには現在の20倍の人口を養う土地があります。


熱帯樹林は、こうした地形を知らず、また土壌の弱さも理解しない人々が無計画に定住して荒らしていますから、サハラ近辺の人々が移住すればやはりそれなりの環境破壊をもたらすでしょう。


人々が移動する場合は、自分の意思で移動することはほぼ確実で、政府や政治機構は後からできるだけ対策を講じなければなりません。


政府主宰の移住の成績はまちまち。


現在最も有名な例はブラジルとインドネシアですが、両方とも高くつき、失敗率が高いです。

アフリカの土地と環境問題

土地が人々を養える限り、彼らを遠撫れたキャンプ地へ行かせずに故郷にいる間に助けてやり、再び自立、自給できるようにするのが1番いいのです。


被災民キャンプへ流れて行くのにまかせれば、彼らはまったく外部の援助に頼りきりになってしまいます。


住民移動を起こさせる大きな力が人口増です。


人口密度の低いアフリカ大陸で、乾いてやせた土地に人口が密集しています。


人口密度の高い所と、拡張の余地のある所を示した地図があります。


これを見れば、やがて人口爆発が現在の国境線をあちこちで破ってしまうと思うのも、突飛ではないでしょう。


現在の不揃いの人口分布は長続きできません。


現在の住民移動の対応すらおぼつかないのに、将来もっと大きな移動が起こったさいのアフリカ諸国の政府と国際社会の反応には大きな期待が持てないのです。

最近気になるアメリカンドラマ事情 その7

自分の人気が一時的なものか本物なのか見極めないと、あっという間に栄光から転落することになる。

ジョージ・クルーニーは契約があったため、すぐにTVシリーズを降板できなかったが、「ER/緊急救命室」から自由の身となった現在、これから映画スターとして成功できるかどうか、今がその正念場だろう。


「X-ファイル」のデビット・ドゥカブニーも、最近はモルダー役を降板するという噂がしきりに流れ、結局は破格の出演料で続投することになったが、あまりに長くなりすぎたモルダー役に縛られるのを嫌っているのかもしれない。

最近気になるアメリカンドラマ事情 その6

「ER/緊急救命室」のジョージ・クルーニーも、最初は誰も彼の異常な人気を予測できず、クルーニーは五年契約を結んでしまい、途中降板はできなかった。

九九年春に終了した第五シーズンを最後に、クルーニーは「ER/緊急救命室」を降りたが、もし最初に五年契約をしていなければ、もっと早くロス役を降りていたに違いない。


マイケル・ダグラスやジョニー・デップは実力もあり、目標をもって番組を降板したが、急激な人気に舞い上がって役を降りてしまった俳優は、映画界へ行っても失敗する確率が高い。

ファラ・フォーセットもルーク・ペリーもジェームス・ブローリンも映画ではあまり人気が出ず、再びTV界へ戻って来ている。

一挙にTV界の人気者となった時は一時的な場合が多く、映画に主演しても、それ一本きりになることが少なくない。

最近気になるアメリカンドラマ事情 その5

ファラ・フォーセットなどは契約を破って「チャーリーズ・エンジェル」を降り、映画「シャレード79」に主演した。

そのため、訴えられて「チャーリーズ・エンジェル」の新シリーズに何度か出演しなければならなくなった。


こうした事件はこれまでに何度もあり、そこでTV局は対抗手段として、俳優と一年契約ではなく、三~五年間ぐらいの長期契約を最初に結んでしまう。

俳優がまだ無名に近い時はこのようなTV局側の条件をすべて飲むことになる。

最近気になるアメリカンドラマ事情 その4

三番目の理由は一挙に超人気者となった場合だ。

最近では「ER/緊急救命室」のジョージ・クルーニー、「ビバリーヒルズ高校白書/青春白書」のルーク・ペリー、前述したメディカル・ドラマ「ドクター・ウェルビー」のジェームス・ブローリンや「Dr.トラッパー」のグレゴリー・ハリソン、そして「地上最強の美女たち/チャーリーズ・エンジェル」のファラ・フォーセットらがこれにあたる。

彼らは急激に人気が出て、あっという間に全米の注目の的となり、映画界から出演依頼が殺到した。

そこでさっさとTVに見切りをつけ、レギュラーを降りて映画に主演するわけである。

最近気になるアメリカンドラマ事情 その3

何年も同じ役を演じ続けると、その役のイメージが固定してしまい、他の役ができなくなってしまう。

演技力があり、野心のある俳優ほどひとつの役に縛られるのを嫌う。

そして、こういう俳優ほど、その後TVや映画でビッグ・スターとして成功する。

古くは「拳銃無宿」のスティーブ・マックイーンや「マーベリック」のジェームス・ガーナーがそうだ。


「サンフランシスコ捜査線」のマイケル・ダグラス、「ロックド・アウト」のジョニー・デップなどが有名である。

彼らは番組がまだ人気のある間に主役の座を降りてしまい、映画界へと活躍の場を移して成功した。

最近気になるアメリカンドラマ事情 その2

この出演料によるレギュラー降板で有名なのは「スパイ大作戦」のローラン役マーティン・ランドーとシナモン役のバーバラ・ベインの二人だ。

彼らはシーズン三年目で「スパイ大作戦」からレギュラーを降りたが、その理由は出演料交渉の決裂だったという。


二人が降りても番組はその後四年間続いたが、やはりランドーとベインの二人が出演していた時の方が圧倒的に面白かった。

二人の降板はTV局にとって相当な痛手だったに違いない。

俳優がレギュラーを降りる二番目の理由は、いつまでも同じ役に縛られるのを嫌って役を降りてしまうのである。

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