ウーマン・リブ 3

長い蹴郵と衝撃波は同時的なものであり、それらは相互作用の関係にあります。


現在それらは、互いに減殺し合うよりはむしろ互いに助長し合っています。


けれども、乖離の芽は存在しています。


他方、長い波動はまだ形をとるにはいたりませんでした。


やがて広大な女性のトレード・ユニオンが創り出されるでしょうか?


それとも将来もまた、組織されずに、まさしく波動の形で運動が持続するでしょうか?


衝撃波の方は、今日火種としては、星雲状態にあってまだ自然発生的な・・・


つまり、一時的な性格の原始的組織M・L・F(「婦人解放運動」)を持っています。


細分化への傾向が動きだすでしょうか?


異なった軸を中心にした新しい運動が出現するのを見ることになるでしょうか?


もしも女性が男性と《覇を競う》とすれば、男性と似たものとならないためには、女性はいったいどうしたらいいのでしょうか?


これらの疑問に答えることはできません。


これに反して、確かなことのように思われるのは、女性的なものが歩みつつあるということです。


1967~71年のさまざまなできごとは、事の終りではなくて、事の始まりである、ということです。


ウーマン・リブ 2

実存的な要求は、多種多様な意志表示によって表現される文明の反流の一側面です。


それらの意志表示の中のもっとも急進的なものは《文化革命》の形をとります。


ここでわたしたちは、西欧の文化革命が、乱暴に、自然発生的に、単純率直に、一つの反ーモデルを粗描し、あるいは招きよせていることを思い出さなければなりません。


つまり、西欧の文化革命は、男の、白人の、成年の、男性的文明に対して、事実上、女性的価値である「自然」、「愛」、「平和」が生きられ賞揚されるであろう文明を対置します。


女性的なものと男性的なものとの補足性に関するイデオロギーの萌芽を見出し得るのは、恐らくはそこにおいて・・・


すなわち、新女権拡張論の源泉・・・


しかしかつてのそれとはあきらかに異なる新女権拡張論の源泉においてであり、そこにおいてこそ、男性的なものもまたそれ自身の中の女性的なものを再発見し、花ひらかせることになるでしょう。


ウーマン・リブ

マルクス主義的翼と女性同性愛的翼は、衝撃波のもつ2つの辛辣な両翼です。


こう理解しておきましょう。


女性という生物-社会的階級が未完成であり、決して完成し得ないものです。


ですから、女性同性愛は、その階級を自葎性の絶頂点におしやる力です。


いわば、「女らしさ」の性的新左翼主義であるということであり、マルクス主義的新左翼主義はそれなりに、女権拡張論の社会的-政治的無力さの補いをっけているのです。


マルクス主義新左翼主義は、女権拡張論に労働階級の強力なエネルギー・・・


もっとも強く働く革命的血清を注入するでしょう。


いまここで、この衝撃波がマルクス主義と女性同性愛の組み合わせに還元できるものかどうかをはっきりさせる必要があります。


衝撃波は、ある意味では、もはや待つのではなくて自分自身の生活を変革することへの実存的な要求と・・・


アメリカにおいてはウーマン・リブの、フランスにおいてはM・L・F(「婦人解放運動」)の最初の婦人闘士たちが離脱することになった政治的新左翼主義とから同時に出発しました。


アフリカの土地と環境問題 10

協同組合を作れば責任問題が発生し、貸出条件が厳しすぎて効果が上がらないか、緩すぎてこげつきが出るなどの恐れがあります。


しかし、心強い成功例もあります。


IFAD(国際肇開発基金)はよい事業に先鞭をつけました。


残念ながらそれはいまは贈与側が金を出し渋っているため財政難に陥っていますが、これはわれわれが推進すべきモデルなのです。


しかし、まずわれわれは飢饉への国際社会の対応の改革から始めましょう。


現在の主な制約は政治的および組織的なものです。


両者は相互に関連しています。


政治的には国家主権を振り回して人命救助を目的とする人道的介入を妨げることが多すぎます。


これは引き続きニ国間、多国間援助の双方において障害となっています。

アフリカの土地と環境問題 9

われわれの農村開発案は住民の食糧自給を実現し、飢饉への抵抗力を強めることにより、やがて救援の必要を減らすでしょう。


わたしが提案するのは、これまでと基本的に違った、需要主導型の農村援助です。


援助のスピードと額を贈与側が決めるのではなく、受け手のほうが地方分権的な農村信用事業を通じ、自分の需要水準を決めます。


これは援助を成功裏に吸収される分だけ引き出すことを保証するものです。


そして援助は主として回転信用の形で供与し、返済分を他の住民への新規貸付けに回すので、小さな資金で大きな効果をあげるでしょう。


われわれはもちろん、農村信用事業の困難を過小評価するものではありません。


大地主や人口変化などにより問題は起こります。


土地所有が不完全な所では、権利書の制度もありません。

「眠る子は育つ」

睡眠中に血液内の成長ホルモンの分量を測ると、初期にいちじるしく増量し、それ以後にもふえます。


これは「眠る子は育つ」という諺を科学的に裏づけた実験でしょう。


ついでに、思春期になると、男女ともに下垂体の性腺刺激ホルモンが睡眠中にふえるので、「寝る子は性的によく成熟する」とも言えます。


睡眠中の体温については、クレイトマンらの詳しい研究があります。


それによると直腸内の温度は、フランスベッドなどで横臥するだけで下がり、そのまま眠りこんでもそれ以下にばならないのです。


また、直腸の温度は夜寝つく前よりも朝目覚めたときの方が華氏で0・5度ぐらい低いので、これが目ざめてからしばらくのあいだ活動がにぶる原因の一つとたっているのだろうという人がいます。


睡眠中は体温が下がると共に尿量が減るとされ、また、深夜0時から午前4時の間に腎職の糸球体の濾過作用が衰えます。


これは睡眠を守るのに好都合であって、昼間と同じようにドシドシ尿ができて、膀胱が張ってはたまらないでしょう。


尿の直も下がりますが、CO蓄積によって起こる血液アチドージスのためだろうといわれます。


そのほかいろいろな実験成績がありますが、やはり唾眠の原因をなすものではなくて、むしろ睡眠の状態に伴う結果と考えたいものです。

アフリカの土地と環境問題 8

救援物資がこれみよがしに入っている一方で、アフリカの政府が新たに特別融資を受けたり、古い借金のつもる利子の返済にいよいよ苦しんでいるのは不条理です。


この一般的な経済危機は、われわれの食糧生産危機の解決案にも影響します。


なぜならアフリカ諸国が自分で行動する能力が妨げられるからです。


アフリカの都市住民も生活水準の大幅下落の憂き目にすでにあっており、政府も現行の活動を財政的に維持することすらできません。

ですからそれらの政府に農村の、貧乏人を第一にするため、財政的、政治的負担を引き受けようと求めるのは現実的でないのです。


われわれは、東西双方の先進国がアフリカの復興と開発を相当の特別融資によって助ける責任があるという結論を避けることができません。


飢饉の予防と封じ込めの分野では、現在の資金の再活用により多くをなしとげることができるのです。


そして人々が放浪を余儀なくされる前に救援が得られれば、救援段階を短縮し、費用の割に効果を上げることができます。

アフリカの土地と環境問題 7

アフリカの現在の問題の多くは、国際経済の不況と不均衡から発しています。


アフリカ諸国の政府は経済的行動の自由を厳しく制限されています。


このため、いくつかの政策が成果をあげず、時には逆効果であっても、それだけに飢饉の責任を帰すべきではありません。


失敗の原因は海外の経済的な出来事の中にもあるのです。


一方で、いろものアフリカの政府が経済改革の実施に乗り出しています。


アフリカの債務費担を早急に何とかせねばなりません。


いまのままだと、新しく援助が入ってきても、その大半が借金返済に消えてしまい、アフリカ諸国の手をしばっています。


したがって債務救済の必要が特に急務です。


債務の多くは民間で守的なものですから、西側の援助諸国が債務繰り延べに応じ、アフリカ諸国の政府の財政危機を緩和してやることは、十分に可能なのです。

アフリカの土地と環境問題 6

アフリカの機器の被害者は、農耕と畜産の小農です。


現在彼らは生き延びるために外部の援助を必要としていますが、彼らはアフリカの長期的な経済振興のカギでもあります。


この部門が強くなければアフリカの開発のもっとも大きな希望も阻まれるでしょう。


彼らを回復から発展へと助けるには、2つの制度的な仕組みが必要です。


まず飢饉を回避ないし少なくとも封じ込めるため十分な援助を手早く実施できる手段。


次に、開発援助を小農に直接与え、彼らがその使途を握って農村の将来を改善するような道を作ることです。


しかし、貧乏人の増加と長期的な食糧生産の減少のため、アフリカの飢饉に対するもろさは一夜にしてなくなるものではありません。

この報告で広く国際経済情勢をもっと詳しく取り扱わなかったのは、アフリカの特殊な状況に専念するためでした。


しかし、強調すべきことが何点かあります。

アフリカの土地と環境問題 5

――「闇を呪うよりロウソクを灯したほうがよい」。(中国のことわざ)


この報告の主な目的は、現在の人間の悲劇から希望を汲み出すことにあります。


アフリカを襲った飢饉のひどさは、海外に援助への関心を新たにさせました。


アフリカでは新しい政策の方向の探求をいよいよ緊急的なものとしました。


アフリカの悲劇は逆転しなければなりません。


そのための新しい意思と共通の目的が現れつつあります。


これらを改革の実際行動に結びつけるなら、アフリカ大陸をしばっている飢饉の悪循環を打ち破ることができます。


ここで、わたしは実行可能な一連の措置がアフリカの農村の将来を改善し得る、2つの分野を提案します。

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