ウーマン・リブ 4
若者と同じく女性は、現代文明の《否定性》として、そしてまた《積極性》として機能しつつあります。
それは、掩蔽された諸価値を復活させ、すでに飾り物となった価値に活を入れます。
それは、作ることよりは生きることを、客体よりは主体を、技術よりは自然を語るのです。
西欧の諸社会は、もしそれらが自らの内的な危機をのりこえ、外的な偶然を克服するならば(これは仮定としては可能であるけれども、確実に克服できるわけではない)・・・
女性的なものが男性的なもので潤い、男性的なものが女性的なもので潤うような、男性的なものと女性的なものの間の一種の浸透的均衡状態、幅広い波動の勝利と思われる状態に到達することは可能です。
・・・けれども、婦人運動はまた、その衝撃波のなかに、はるかに急進的な訴えかけを持っています。
過去(理論)の中で、そして同時に、未来(ユートピア)の中で、社会体系全体を考え直すように求められているのです。
今日的な一現象が、これほどまでに人間科学と政治の根本的諸問題を要請していることはまれです。