シーレの関心
シーレの好奇心はどこまでも自分の内側へと向かっていて、沢山の自画像を残しました。
自画像を含むシーレの人物像の大半は物凄くデフォルメされて、体を捩り、内側の苦悩や欲望をむき出しにしているのです。
自慰にふける自画像、陰部をあからさまに露出した女性像などの思い切りが良くてやってのけるその表現は21世紀の現在の鑑賞者にも驚きを与えますね・・。
確固たるデッサン力に裏付けられたシーレの作品の値打ちが国際的に評価されるようになるのは、20世紀後半になってからなんです。何でも評価されるには、ある一定の時間が必要ですよね。
日本では1979年の回顧展が動因となって、展覧会や出版物でシーレがしばしば紹介されるようになりました。遂に日本進出です。